蜂窩織炎
蜂窩織炎とは
皮膚の下の皮下脂肪を中心とした細菌感染です。
表皮に感染した場合は伝染性膿痂疹(とびひ)、真皮の場合は丹毒(主に溶連菌感染)と呼ばれ、蜂窩織炎と区別されます。
また、指趾先端に生じたものはひょう疽(ひょうそ)といいます。
原因
原因となる菌は、黄色ブドウ球菌や溶連菌の2種類が一般的です。これらの菌は生活環境に生息する菌で、いたるところに存在しています。
皮膚への侵入の理由としては、下記のことが挙げられます。
- 虫刺されや擦り傷などの外的な損傷
- アトピー性皮膚炎などバリア機能の低下
- とびひや水虫などの感染が元になる
治療
- 安静、患肢の挙上が必要です。
- 抗菌薬内服・点滴による治療を行います。
- 炎症が重度の場合は、入院適応となり、基幹病院へ紹介いたします。