メニュー

ヘルペス(単純ヘルペス)

ヘルペス(単純ヘルペス)について

初感染と再感染、再発(初感染後、体に潜んでいたウイルスが、再活性化して症状が現れる場合をいいます)により、皮膚や粘膜に小水疱やびらんを主体とする病変が生じます。
初感染は、多くの場合無症状ですが、ときに発熱など全身症状を生じることもあります。
再発は、発熱、紫外線、歯科治療などの刺激やストレスなどによる細胞性免疫の低下により症状が出現します。

治療

  • 原則的には、抗ヘルペス薬(アシクロビル、バラシクロビル)内服を行います。
  • 軽症の場合、抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の外用を行うことがありますが、近年米国のFDAで、市販薬として抗ウイルス薬外用薬の使用に対し、耐性ウイルスの出現を増加させるおそれがあるとして警告を発しております。
  • 重症例や免疫不全の方は、抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の点滴静注を行いますので、基幹病院や大学病院へ紹介させていただきます。
  • 細菌の二次感染を伴うことがあるので抗菌薬の内服または外用を行うこともあります。

再発性単純ヘルペスの治療

再発を繰り返す患者様のために、あらかじめ薬剤を処方し、症状が出現している期間に服用していただくことが可能になりました。

  • ファムビル1回1000mgを2回投与します。
  • 初回服用は、初期症状(患部の違和感、灼熱感、そう痒等)出現後6時間以内に服用する。
  • 2回目は、初回服用後12時間後(許容範囲として6~18時間後)に服用する。
  • 妊娠又は妊娠している可能性がある場合には、服用しないでください。

水痘(水ぼうそう)

水痘帯状疱疹ウイルスの空気感染、接触感染で、潜伏期間は2~3週間です。
感染期間は発症1~2日前からすべての発疹が痂皮化するまでの約1週間です。
発疹は紅斑、水疱、痂皮の順に2、3日で急速に出現、進行し、各段階の発疹が混在します。
治療は、アシクロビルなどの抗ヘルペスウイルス薬内服と亜鉛華軟膏塗布を行います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME