ウイルス性イボ(疣贅)
ウイルス性イボ(疣贅)について
ヒトパピローマウイルスが皮膚粘膜に感染して生じる良性腫瘍です。
臨床像は、尋常性疣贅、ミルメシア、扁平疣贅、尖圭コンジローマなどに分類されます。
当院のウイスル性イボ治療の特徴・取り組み
- 当院では、ウイルス性イボ治療には特に力を入れております。
- 基本的に1-2週間に1回の間隔で、イボが消えたのを確認するまで治療を繰り返します。
- 下記の治療法から患者様の症状に合った適切な治療をご提案します。
1.液体窒素凍結療法
液体窒素で皮膚を凍らせることによりイボの細胞を破壊する治療です。
痛みを生じますが、ウイルス性イボ治療の第一選択です。水ぶくれになった場合は早めの受診をお願いします。
2.モノクロロ酢酸(自費診療)
皮膚を腐食する強い酸で、イボを溶かして治療します。
痛みは液体窒素より少ないためお子様にも使用できます。
3.サリチル酸
軟膏やスピール膏を使用し、角質を柔らかくしてイボを削ります。
4.ビタミンD3軟膏
免疫を賦活化させる効果があります。密閉して外用することで効果が出ます。
5.ベセルナクリーム
尖圭コンジローマ、日光角化症の治療薬です。皮膚の薄い部位のイボに対して効果があります。
6.ヨクイニン内服
ハトムギからつくられる漢方薬。ウイルスに対する免疫力を高める効果があります。
7.イボ剥ぎ法
局所麻酔後、イボを剥ぎ取ります。再発率が他の治療より低く、保険適応です。
※同月別部位手術希望の際は自費となります。
8.炭酸ガスレーザー照射法(自費診療)
局所麻酔をした後に、レーザーで組織を蒸散します。
照射した部位は潰瘍になるため、治療後上皮化するまで、軟膏処置が必要になります(およそ2~3週間程度)。